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ロボットとの会話が心を開く? ユカイ工学の妄想が生んだ”エモ”いコミュニケーション
あなたは「ロボット」と聞いて、どんなものを想像しますか? 漫画やSF映画に登場する人間そっくりのヒューマノイドが現れるにはもう少し時間がかかりそう…ですが、ほっと心が温まるような「コミュニケーションロボット」たちは生活に馴染み始めているんです。2011年に活動を始めた「ユカイ工学」は、そんな心を動かすロボットを開発・販売しているロボティクス企業です。声や動きで大切な人にメッセージを届ける「BOCCO」、しっぽのついたクッション「Qoobo」、赤ちゃんやペットに甘噛みされる感覚を再現した「甘噛みハムハム」など、ユニークなロボットたちが日常に温かなコミュニケーションをもたらしてくれます。人との交流が少なくなりがちな現代において、こうしたロボットは心の癒やしになるだけでなく、高齢者の見守りや運転サポートといった生活支援にも役立っています。開発メンバーの個人的な「妄想」が具現化し、多くの人に共感されて広がってきたという、ユカイ工学のロボットについて教えてもらいましょう。
2024.12.03(最終更新日:2024.12.03)
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いちごの栽培を通じて、人と人をつなぐ「City Farming」とは
コロナ禍を経て、リアルでの体験やコミュニケーションの価値が再認識された一方で、そうした場をどこで、どのように作るか悩んでいる人も少なくないのではないだろうか。特に、職場となれば意図的に機会を作らなければ、気軽なコミュニケーションが生まれにくいこともあるだろう。今回紹介する「City Farming(シティファーミング)」は、日本出版株式会社(以下、日販)と日清紡ホールディングス株式会社(以下、日清紡)が提案する、新たなコミュニケーションのきっかけだ。日常になじみやすいコンパクトな植物工場でのいちごの栽培を通じて、人と人がつながる場を生み出している。そんなCity Farmingが生まれた経緯や開発秘話、今後の展望について日販の定塚友理さんと、日清紡の片山崇さんにお話を伺った。
2024.12.03(最終更新日:2024.12.20)
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アナログとデジタルの幸せな融合がリアルな体験を誘う「屋台DX」
近年のメガトレンドといえば、なんといっても生成AI。コンピュータの進化を背景に学習量が飛躍的に増え、出力結果の精度はビジネス利用に適うほどに向上している。AIやDXは日々ニュースを賑わすが、そこに続く言葉はもっぱら「効率化」。果たして、人とテクノロジーが共存する未来は明るいのか?今回紹介するのは、福岡市を代表する観光資源であり、市民の憩いの場でもある「屋台」を舞台とする、福岡市とLINEヤフーコミュニケーションズ株式会社によるDX。店主と客の人情あふれる空間に、IoTや生成AIがいかに自然に溶け込み、コミュニケーションの輪を広げる役割を果たしているのか。共働プロジェクトの担当者である福岡市役所の山喜多洋一さんと、LINEヤフーコミュニケーションズの依田所花さんに伺った。
2024.12.02(最終更新日:2024.12.02)
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デジタル食事券を福利厚生に活用、社員を幸せにする福岡限定アプリ「Taberii」
昨今、労働人口の低下を背景に人材の確保と定着に頭を悩ませている企業は多い。一方で求職者は、事業内容・担当業務、給与に加えて、「福利厚生の充実」で企業の安定性を確認する人も少なくない。そんな中で注目されているのが、福利厚生として社員が享受できる「食事補助」の活用だ。福岡のIT企業・株式会社JCAが、アプリを使って企業が従業員にデジタル食事券を支給できるサービスを立ち上げた。福岡地域限定で食事にしか使えないアプリは、その名も「Taberii(食べりぃ)」。「召し上がれ」「お食べなさい」を意味する博多弁だ。「食べりぃ、わが家でも毎日、子どもに何回も使う言葉です」と語る平木誠社長。愛嬌たっぷりのネーミングに込められた経営者としての思いやサービスの着眼点、食にまつわるITサービスの展望について話を聞いてみた。
2024.12.02(最終更新日:2024.12.06)
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スーパーマーケットの進化が止まらない!最新テクノロジー・AIを活用した新戦略とは?
食料品から生活雑貨まで私たちの日常生活を支えてくれるスーパーマーケット。値上げニュースの印象が強いものの、注目すべき新たな波が到来しています。実は日本の高齢化を背景に、大規模で大量激安がシェアを取っていた時代は終焉を迎えつつあるのです。そして今、安心、便利、快適、健康を考えた店舗設計やサービスが考案され、スーパーの新しい形が続々登場しているのです。そこで今回は、スーパーマーケットの新たな取り組みとして、最新テクノロジーやAIを活用した事例や、それらがあることによって生まれるおいしい商品をご紹介していきたいと思います。
2024.11.28(最終更新日:2024.11.28)
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AIフレンドが静かなブームに…仕事効率化だけじゃない!コミュニケーションとしてのAIの可能性
生成AIブームが止まりません。ビジネス需要として、世の中をどう変え、仕事を効率化するのかが注目される一方、静かに盛り上がりを見せているのがエンタメ分野です。例えば、SynclubはAI恋人や友だちを作り、音声やチャットで会話できるアプリ。Talkieでは架空のキャラクターとの会話を楽しめます。アプリストアには他にも多彩なAI会話アプリが並び、エンタメへの応用が進む中、中国企業の参入も目立ち、独自の競争が展開されています。現在は主にテキストチャットが中心ですが、今後は音声での会話が可能になり、人間とより近い交流が実現するでしょう。AIフレンドの現状を、中国経済に詳しいジャーナリストの高口康太さんがご紹介します。
2024.11.28(最終更新日:2024.11.28)
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