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家中の家電を1つにつなぐ「スマートホーム」、市場規模は2030年に2倍
家電であふれる現代の住宅は、リモコンだらけ、配線だらけになりがちです。しかし、スマートホームサービスを導入すれば、手元のスマートフォンやスマートスピーカーで一括操作できるようになります。外出先からエントランスの開閉、居室内の照明、空調、ロボット掃除機などを遠隔操作できるため、鍵の開けっぱなしや電気のつけっぱなしなどの「うっかりミス」も防げます。日本がこの分野で米国や中国などの海外に比べて遅れを取っていた理由の1つに、メーカーごとに機能やアプリが細分化されているために互換性がなく、統合サービスを生み出すことが難しかった点が挙げられます。しかし、最近では日本でも統合サービスが登場し始めており、調査会社のシード・プランニングによる調査では、2030年度には住宅導入数が2020年度の2倍に当たる1120万戸に増えると予測されています。住宅のスマート化で私たちの暮らしはどう変わるのか、その魅力に迫ります。
2023.08.01(最終更新日:2023.08.01)
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人間よりもAIの方が感情の動きに敏感?「感情認識AI」の可能性
人間の感情には個人差があり、これまで感情を人工的に作り出すことや正確に予測することは不可能とされてきました。脳は感情生成に重要な役割を果たしていますが、まだ解明されていない部分が多く存在しています。感情が神経組織に伝わる方法は一部解明されつつありますが、無意識の反応や感情生成のメカニズムについては未だ謎に包まれています。未来を描いた小説や映画では、人工知能を持ったアンドロイドがしばしば描かれますが、こうしたアンドロイドの多くは感情を持たず、「人間の役に立つロボット」として描かれることが多いです。現実世界でも、AIによって実現されたアンドロイドの例は多く存在しますが、感情を持つアンドロイドはまだ実現されていません。AIの技術は飛躍的な進化を遂げていますが、AIが感情を正確に把握したり、感情を持ったりすることは可能なのでしょうか。現在の技術や研究の状況を踏まえて、AIと感情について解説します。
2023.08.01(最終更新日:2023.08.01)
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スマホで手軽に楽しむ「バーチャルミュージアム」──いつでも・どこでも美術館巡りが可能に?
2020年、新型コロナウイルス感染症の流行により、世界中の美術館が休館を余儀なくされました。この緊急事態の中で開発が進んだのが「バーチャルミュージアム」です。これはインターネットを経由し、スマートフォンやPC、タブレット端末を使って、いつでも・どこからでもアート作品を楽しめるシステムです。外出が制限される中、世界中の数々の美術館が自宅で美術を鑑賞できる方法を提供し、ステイホーム中の人々を元気付けました。広く普及したバーチャルミュージアムの中で、今回はスマートフォンから簡単に閲覧できるものを中心に、その魅力を紹介します。
2023.08.01(最終更新日:2023.08.01)
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「ほんの数秒」でクルマのカラーリングを自由に変更。BMWが提案した気分や場所に合わせて「カスタマイズ」を楽しむ近未来カー
2023年1月4日(現地時間)、米国ラスベガスで開催されたハイテク技術の見本市「CES2023(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー2023)」で、BMWグループ(BMW Group)が近未来型ミドルセダンコンセプト『i-Vision Dee』を発表しました。車名の『Dee』は、“Digital Emotional Experience(デジタル・エモーショナル・エクスペリエンス)”を意味し、徹底的に無駄をそぎ落としたボディは、最大で32色に変化させられるという機能を備えています。“クルマを自分色に染める”というカスタマイズ的な要素と、デジタル化を融合させた面白い試みと言えるでしょう。そこで今回は、自動車カスタマイズという視点からi-Vision Deeの楽しさと先進性を掘り下げます。
2023.07.28(最終更新日:2023.07.28)
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