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遊びから研究まで、一生付き合うエンターテイメント。ソニーが生んだロボットトイ「toio™(トイオ)」
小さな頃、あなたはどんなおもちゃで遊んでいましたか?ブロックを組み合わせたり、ハサミやのりで紙を切り貼りしたり。頭の中の想像を形にして、自分だけの世界を作る時間はとても贅沢なものでした。さらにもし、作ったものを自由に動かせるようになれば、その楽しみはもっと大きくなるはずです。ソニー・インタラクティブエンタテインメントのロボットトイ「toio」には、そんな夢を現実にする開発者の思いが込められています。指でつまめるほどの小さなキューブには、タイヤやセンサーが搭載され、フィールドの上を自由に動き回ります。コントローラー操作で相撲をしたり、生き物のように踊らせたりと、遊び方の幅は無限大。新しいおもちゃとして開発が始まった「toio」は現在、プログラミングを学ぶための教材や、学術研究のツールとしても利用されています。自分の思い描いた動きを実現させたいという思いは、年齢や目的を問わず変わらないもの。一生付き合えるエンターテイメント製品である「toio」の魅力と、その可能性について伺いました。
2024.07.22(最終更新日:2024.07.24)
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ロボットアニメの世界が現実に…「動く実物大ガンダム」に続き、乗って操縦できるロボットも登場! 巨大ロボット開発の最前線に迫る
20年11月末に横浜・山下公園に登場した身長18mの「動く実物大ガンダム」は、大きな話題を巻き起こしました。その大きさと迫力、手足を滑らかに動かしながら前進し、手を空に突き上げる姿に感動を覚えた人も多いのではないでしょうか。23年には、乗って操縦できる身長4mの変形ロボット『アーカックス』や、身長3mのベースロボット『EXA』が登場。これらのロボットは、人が実際に搭乗して操縦・走行させることが可能であり、アニメを観て憧れていた未来、巨大ロボットに実際に乗れる時代の到来を感じさせます。現在、巨大ロボットたちは何か大きなモノを運ぶことも公道を走ることもできず、用途は専ら“エンタテイメント”。ただ将来的には、倉庫や工事現場、災害現場での活躍も期待されているといいます。本稿では、巨大ロボット開発の最前線についてレポートします。
2023.11.17(最終更新日:2023.11.17)
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外出できない人たちに新しい働き方を。分身ロボットカフェが体現する、繋がりを諦めない未来とは
最近、街中でさまざまなロボットを見かけるようになった。音楽を鳴らしながら通路を走り料理を配膳するネコ型のロボット、ビルを巡回する警備ロボット、各家庭でも普及しつつある小型の清掃ロボット…。ロボットが何かと話題になり始めた2000年代初頭にはまだ夢のように思えていた「ロボットと人間の共存」は、もうすぐそこまで来ているのかもしれない…とロボット工学や技術に縁遠い筆者ですら思ってしまう。そんななか、東京・日本橋に2021年、分身ロボットカフェ「DAWN」がオープンしたことをご存じだろうか。このカフェでは、来店者の案内・店内説明・注文の受付など、ほとんど全ての接客を小型の分身ロボット「OriHime」と人型ロボット「OriHime-D」が担っているのだという。今回は、その「OriHime」「OriHime-D」の生みの親であり、カフェを運営する「オリィ研究所」代表の吉藤オリィさんにお話を伺った。
2022.11.07(最終更新日:2022.11.08)
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