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2024年の花粉飛散量は昨年超え?…「花粉症対策」に役立つ“最新テック” 4選

2024.02.15(最終更新日:2024.02.16)

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2024年春のスギ・ヒノキ・シラカバの花粉飛散量は、平年並みから平年を上回るエリアが多いと予想されています。花粉症の人にはつらい季節が近づきつつありますが、その対策は本格的な花粉シーズンが到来する前に万全に済ませておきたいもの。本稿では、花粉症対策に役立つ最新テクノロジーを使ったグッズとシーン別の花粉症対策について解説します。

今年の花粉はひどい?2024年の飛散状況を解説

2023年の夏は猛暑が続いた影響で、2024年の花粉飛散量は例年より増えるものと予測されています。

日本気象協会の見解では、2024年の花粉飛散量は北海道から東北のほとんどの地域で例年よりも多い見込み。北日本では前年比で花粉の飛散が倍増するとの予測があり、とくに気を付ける必要があります。

地域別にみると、福岡、高松、東京などでは2月下旬~3月下旬にかけて、広島、大阪、名古屋、金沢、仙台では3月上旬~中旬にスギ花粉のピークが訪れると予想されています。また、ヒノキ花粉は3月下旬から4月上旬にかけてピークを迎える予想です。

参照:2024年 春の花粉飛散予測(第3報) - tenki.jp

最新テックを使った花粉症対策グッズ4選

花粉症への対策としては、外出から戻った際の手洗いやうがいを徹底するほか、マスクや眼鏡・サングラスを着用したり、アレルギー反応を抑える薬を服用したりということが考えられます。しかしどれだけの対策を施しても、花粉による影響を完全に遮断することは難しいもの。

そこで、少しでも花粉症の症状を和らげるためにテクノロジーの力を借りてみてはいかがでしょうか。以下、セルフケアと組み合わせて活用したい4つの花粉症対策グッズをみていきます。

HEPAフィルターの帯電技術を応用した「マスク」

出典:アイリスオーヤマ株式会社

最新テクノロジーを駆使した花粉症対策グッズ1つ目は、HEPAフィルターの帯電技術を応用した「マスク」です。HEPAフィルターは通常、空気清浄機などで使用され、微粒子を効果的に捕集する特性があります。

HEPAフィルターの帯電技術をマスクに応用することで、フィルターの帯電量を向上させ、花粉やウイルス飛沫などの捕集性能を確保しつつ、フィルターの目付(ある一定面積における生地の質量)を軽量にしました。

息をする際に空気の流れがスムーズになるよう設計されており、花粉をただ通さないだけでなく、呼吸もしやすいことが特徴です。

DAILY FIT MASK Filter+ - アイリスオーヤマ 公式通販サイト

静電気防止効果で花粉の付着をブロックする「洗濯洗剤・柔軟剤」

出典:花王株式会社『My Kao』サイト くらしラボ

最新テックを使った花粉症対策グッズ2つ目は、静電気防止効果で花粉の付着をブロックする「洗濯洗剤・柔軟剤」です。

花粉は、静電気によって衣類に引き寄せられやすい性質を持っています。この問題に対処するために、Kaoが提供する柔軟剤ハミングでは、静電気防止効果が強化されています。

柔軟剤ハミングには、静電気を防止する効果があるため、衣類同士の摩擦が軽減され、花粉が衣類に付着するリスクを減らすことができます。このような最新テクノロジーを駆使した洗濯洗剤や柔軟剤を使用することで、洗濯効果を引き出し、花粉の影響を軽減できます。

柔軟剤ハミングで 花粉をブロック - Kao 柔軟剤ハミング

電磁場を作り花粉をフィルターに吸着させる「空気清浄機」

出典:株式会社トゥーコネクト

最新テックを使った花粉症対策グッズ3つ目は、電磁場を作り花粉をフィルターに吸着させる「空気清浄機」です。

シリコンバレーで開発された空気清浄機『Airdog』は、世界最強レベルの性能を持つ空気清浄機と評されています。『Airdog』では、特殊な電磁場を生成することで、空気中に漂う微細な花粉やその他の汚染物質を効果的に取り除くことができます。

『Airdog』は独自に開発されたTPAフィルターにより電磁場を作ることで有害物質が帯電し、花粉やウイルスより小さな0.0146μmの微細粒子がフィルターに磁石のように吸着されます。『Airdog』はこの特殊技術により、通常の空気清浄機の様な目詰まりを起こしにくく、微細な花粉を取り除きます。

シリコンバレーで開発された世界最強レベルの空気清浄機。 - Airdog

タイプ別におすすめの花粉症対策を提案するアプリ『アレルサーチ®』

出典:学校法人 順天堂

最後に紹介する花粉症対策グッズは、タイプ別におすすめの花粉症対策を提案するアプリ『アレルサーチ®』です。『アレルサーチ®』の主な機能は以下の通り。

主な機能 説明
花粉症レベルチェック 目の赤みやアンケートから得た情報を基に、花粉症レベルを数値化。個別の状態に応じた的確な対策を提示します。
花粉症タイプの見える化 アンケート結果をもとに、ユーザーの花粉症タイプを視覚的に提示。個人の症状に合わせたアプローチを提案します。
おすすめの花粉症対策を提案 ユーザーの個別の症状に基づいて、最適な花粉症対策を提案。タイプごとのケア方法を明確に示します。

みんなの花粉症マップ ユーザーから集めた情報を基に、地域ごとの花粉症の症状をマップ上に表示。ユーザー間で情報共有が可能です。

このアプリでは、自身の花粉症の症状に対する理解を深め、それに基づいた効果的な対策を取ることで、快適な季節を迎えることを手助けしてくれます。

みんなで作る花粉症研究アプリ 3分で分かる花粉症予防 - アレルサーチ

花粉症対策のポイントをシーン別で解説

最後に、政府広報オンラインが発表しているシーン別の花粉症対策のポイントを解説します。

外出するとき

花粉症のピーク時期に外出する際は、以下のポイントを押さえて花粉の影響を最小限に留めましょう。

マスクの着用

外出時には必ずマスクを着用しましょう。不織布素材や花粉症用の高性能なマスクを選ぶことで、口や鼻の周りに舞う花粉をブロックし、呼吸器への侵入を防げます。

メガネや帽子の着用

メガネをかけることで、花粉の目への侵入を防ぎます。通常のメガネも効果的ですが、花粉症対策用のメガネを使用することで、より確実な防御が期待できます。また、頭部への花粉の付着を軽減するために帽子やヘッドカバーを被るのもおススメです。とくに髪には花粉が付着しやすいため、頭部を覆うことは花粉症対策に有効です。

花粉が付着しにくい服装の選択

衣服に花粉が付きにくい素材を選びましょう。綿やポリエステルなど、花粉が衣服に付着しにくい素材を選ぶことで、外出先から帰ってきたとき、室内への花粉の持ち込みを軽減できます。

外出から帰ってきたとき

外出から帰宅した際には、室内へ花粉を持ち込まないよう以下の対策を心がけましょう。

玄関先での花粉の払い落とし

外出先で座ったり触れたりした場所で身体や衣服に花粉が付いている可能性があるため、玄関や室内に入る前に花粉を払い落としましょう。

うがいと洗顔

外出先では口や鼻に花粉が付着する可能性が高いため、帰宅後は速やかにうがいをし、喉に残った花粉を排除しましょう。同時に顔を洗い流すことで顔に付いた花粉も除去することを忘れずに。洗顔は丁寧に行い、目や鼻の周りに付いた花粉も注意深く取り除くようにします。

室内にいるとき

以下は、室内にいるときの花粉症対策のポイントです。

加湿器の利用

花粉は、湿度が低い環境で舞いやすくなるため、加湿器を使用して室内の湿度を適切に保ちましょう。ただし、清潔な状態を維持し、湿度が高くなり過ぎないように注意が必要です。

室内の換気

室内の換気は必要ですが、花粉が多く飛散している時期には窓を全開にするのではなく、窓を少しだけ開け、レースのカーテンを使用して花粉の侵入を最小限に抑えましょう。換気後は速やかに窓を閉め、掃除機をかけるなどして室内の花粉を取り除きます。

こまめな掃除

こまめな掃除は花粉症対策に非常に効果的です。とくに床や家具表面に付着した花粉を除去するため、掃除機や拭き掃除を頻繁に行います。また、洗濯や布団の交換も花粉の蓄積を防ぎ、快適な室内環境を保つ上で重要です。

日常のセルフケアに最新テックを組み合わせた花粉症対策を

本稿では、本格的な花粉シーズンの到来を前に、このつらい季節を快適に過ごすための花粉症対策グッズを紹介しました。多くの地域で昨年を上回る花粉の飛散が予測されるなか、対策に手をこまねいているという人は、本稿後半で紹介したような花粉の付着しにくい服選びや、うがいと洗顔、室内の加湿やこまめな掃除などを行いつつ、最新テックを応用した花粉症対策グッズを日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。





〈著者〉
奈良優作

株式会社NIBAL
京都在住のWebマーケター。京都大学在学中にWebマーケティング会社の立上げに携わり、3年従事の後、株式会社NIBALを創業(https://nibal.co.jp/)。人材関連のWebメディアを立上げから事業譲渡までを経験。SEM戦略の立案に強みを持つ。戦略の検討からSEOコンテンツ制作・広告運用まで対応し、サービス立上げ支援などに深くコミット。