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毎日ヘトヘトなパパママに朗報…顔認識でうつ伏せ感知の機能まで!赤ちゃんの子育てを助ける「最新・ベビーテック」

2023.12.27(最終更新日:2023.12.27)

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ついこの前寝返りをうつようになったと思ったら、今度は突然ハイハイやつかまり立ちが始まるなど、日々成長する我が子の子育てには喜びがいっぱい。しかしその一方で、夜泣きの対応や活発に活動する赤ちゃんのお世話で体力的に辛さを感じている親御さんも多いのではないでしょうか。近ごろでは、そんな子育てに奮闘するパパママの負担を軽減する最新テクノロジー搭載のサービスが続々と登場しています。そこで今回は、子育て世代を救う最新の「ベビーテック」について紹介していきます。

乳幼児期の記録はアプリにおまかせ

赤ちゃんが生まれてからすぐに始まる、ミルクやおむつなどの毎日のお世話。乳児期にはミルクの量やおむつを換えた回数など、細かな記録が必要です。毎回毎回忘れずに記録をつけるのは大変ですが、アプリを使えば手軽に育児記録がつけられます。

ユーザーからの支持が高い「ぴよログ」

多くのユーザーの支持を得ているのが「ぴよログ」です。「ぴよログ」は乳幼児の日々のさまざまな履歴を記録できるアプリ。すべての情報をひとつのアプリで管理でき、家族と共有できることから人気を集め、2022年3月時点で累計ダウンロード数が200万人を突破しました。

記録できるのは「母乳」「ミルク」「寝る」「起きる」「おしっこ」「うんち」「(おしっことうんち)両方」の乳児期に必要な健康記録から、「体温」「身長」「体重」「頭囲」といった成長記録、「離乳食」「おやつ」「ごはん」「飲み物」などの離乳食期の記録、「せき」「発疹」「けが」など病気や怪我の記録まで、多岐にわたります。

使い方は簡単で、記録ページの各アイコンをタップして時間を指定するだけ。赤ちゃんを抱っこしていても片手で操作できるので、記録忘れのリスクが減らせます。またアレクサと連携すればアレクサに声をかけるだけで記録が完了するため、忙しい親御さんにもピッタリ。記録した内容は1日ごとにチェックできるほか、一週間まとめて確認することも可能です。

ぴよログ1(アイコン選択画面)
ぴよログ2(一週間まとめて確認)

また、赤ちゃんが生まれてから管理が大変なことの1つに、予防接種のスケジュールがあります。各予防接種には推奨接種期間が決まっているものの、回数と種類が多いうえに2回目以降を受ける際に空ける間隔がまちまちで混乱する人も多いでしょう。そんな予防接種の管理を楽にするのが「ぴよログ予防接種」です。

「ぴよログ」を使っていれば、連携するだけで子どもの生年月日などが自動で反映され、おすすめの接種時期を教えてくれます。予防接種の予定を入力するのも簡単で、ワクチン一覧から接種予定のものを選んで日付と時間を入力するだけ。同時に接種予定のものも選べるため、複数同時接種する際にも入力は1回で済みます。

ぴよログ予防接種1(ワクチン一覧)
ぴよログ予防接種2(予約)
ぴよログ予防接種3(一緒に接種するワクチンを選択)
ぴよログ予防接種4(接種期間表)

「接種期間表」を見れば次回接種の目安も一目瞭然。「ワクチンの表示/非表示と並べ替え」で表示させないワクチンを選べたり、並べ替えたりもできるので、受けさせないワクチンがある場合に便利です。

ぴよログ予防接種5(ワクチン表示/非表示と並び替え)

授乳や睡眠時間をリアルタイムに計測できる「Baby Daybook―授乳ノート。育児記録」

「ぴよログ」と同じく、赤ちゃんのミルクや睡眠などさまざまな記録ができるアプリが「Baby Daybook―授乳ノート。育児記録」です。「ぴよログ」と異なる点は、授乳や睡眠時間を「スタート/ストップ」ボタンでリアルタイムに計測できるところ。時間を入力する手間がないので、より手軽に記録ができます。

Baby Daybook1(授乳時間)
Baby Daybook2(睡眠時間)

そのほかの育児に活用できるアプリ

ほかにも毎日月齢にあわせたお役立ちコラムが届く「ニナルベビー」や、赤ちゃんの写真を撮影日から自動で分類して成長記録がつけられる写真共有アプリ「Peekaboo Moments―Babybook」など日常的に使えるアプリが多くあり、日々の育児を助けてくれるでしょう。

今回ご紹介した「ぴよログ」「Baby Daybook―授乳ノート。育児記録」「Peekaboo Moments―Babybook」は、配偶者や家族と記録を共有できるのもポイントです。

進化したベビーモニターやベッドライトで寝かしつけが楽になる

寝かしつけ時に欠かせない定番アイテムとなっている「ベビーモニター」も進化しています。近年多くの機種に搭載されているのが、寝返りなどの動きに反応して異変を検知してくれる「動体検知機能」です。

動きを検知するとモニターに表示されたり、スマホに通知が来たりするため、安心して赤ちゃんを寝かせられます。ただし機種によって動体検知性能の性能にはばらつきがあるため、感度の高い製品を選ぶのが重要といえるでしょう。動体検知に加えて、顔認証機能を搭載したものも開発されています。うつぶせ寝や布団などが赤ちゃんの顔を覆ってしまう事態を検知し、窒息の危険を防ぎます。

モニター機能はありませんが、赤ちゃんの泣き声を分析して「なぜ泣いているのか」を教えてくれるベッドライトも。独自に開発した泣き声から感情を分析する「泣き声診断アルゴリズム」で、80%の精度で泣いている原因を突き止めます。ベッドライトとしての機能も優秀で、入眠の際には目に優しいブルーライトカットの光を、起床時には朝日を模したLEDの光を発して睡眠リズムをサポートします。

赤ちゃんの睡眠をサポートするグッズには、ほかにも雑音を緩和してくれる「ホワイトノイズ」を発する製品や、胎内音や波の音などリラックス効果の高いメロディを流して入眠を促してくれるものなどさまざまなグッズがあります。ベビーモニターやベッドライトにそれらの機能が搭載されている場合もあるので、必要な機能が揃った製品を選ぶと毎日の寝かしつけが楽になるでしょう。

そのほか、子育ての負担を軽減するさまざまなサービス

「子どもの歯磨き」を楽しく習慣づけ!

子どもが少し大きくなると、生活習慣を身につけさせなくてはいけません。しかしまだまだ小さい子どもに習慣をつけさせるのは一筋縄ではいかないものです。

歯磨き習慣のサポートには「ポケモンスマイル」が人気。アプリを起動して「ハミガキする」をタップすると、カメラで歯磨きの動きを認識して「むしばきん」を攻撃します。歯磨きでむしばきんを倒すと、捕まっていたポケモンが現れます。上手に歯磨きができればポケモンをゲットできるというゲーム性のあるアプリで、子どもが進んで歯磨きをするようになるでしょう。歯磨きをする時刻のリマインダー機能や、1回の歯磨き時間の設定など、しっかりと習慣をつけられる機能が搭載されているのがただのゲームとは違う点です。

ポケモンスマイル1(TOP)
ポケモンスマイル2(歯磨き後)
ポケモンスマイル3(モンスター一覧画面)
ポケモンスマイル4(歯磨き設定)

「子どものオンライン診療」に特化したアプリが登場

夜間や休日などに子どもが体調を崩し、困ってしまった経験のある親御さんも多いのではないでしょうか。病院が開いている時間であっても、二次感染が心配だったり、ほかに小さな子がいて外出がはばかられたりと通院が困難なケースもあります。そんなときに役立つのがオンライン診療アプリです。

子どものオンライン診療に特化したアプリ「キッズドクター」では、チャット相談やビデオ通話でのオンライン診療などが受けられ、症状にあわせた薬の処方が可能。薬は近くの薬局で受け取ることができます。地域は限られますが、アプリから医師を自宅に呼ぶ往診を依頼することも可能。往診費用は診察費のみで、医師の交通費は必要ありません。

同じくオンライン診療や往診対応が可能な「みてねコールドクター」は大人の診療もできるため、親が体調不良で周囲に頼れない際にも利用できます。

アプリやおもちゃの活用で現代の生活に合った子育てを

妊娠期から乳幼児、キッズまで衣服やお役立ちグッズを販売する「アカチャンホンポ」は、子育て世代にベビーテックを伝え、体験する機会を提供しています。取り組みの一環として、優れたベビーテック商品やサービスの表彰を実施。

2022年は一時保育や一時預かりの保育施設をLINEで検索・予約できるサービス「あすいく」が、2023年にはデジカメやスマホで撮影した写真を保存し、テレビやスマホなどさまざまなデバイスで楽しめるデジタルフォトアルバム「おもいでばこ」が受賞しました。

このようにアプリやおもちゃ、サービスとさまざまな分野で発展が目覚ましいベビーテック。共働きが主流になり、働きながらの育児が当たり前の昨今では時間や人的リソースが限られています。効率的かつ安全に育児をこなすにはベビーテックの力を借りるのが賢い選択ではないでしょうか。かつて当然のようにあった「地域で育児」がなかなか叶わない現代は、テクノロジーに頼る育児の時代なのかもしれません。


[プロフィール]
吉田康介
フリーライター