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【使ってみた】アジア発・次世代メタバースSNS「Bondee」と、欧米発・盛れない写真でリアルな今を投稿するSNS「BeReal」の違いは?

この記事は1年以上前に書かれたものです。現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。

2023.04.05(最終更新日:2023.04.05)

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こんにちは。iX+編集部のM&Jです。
この【EXP!】のカテゴリでは編集部が実際に使ったり体験してみて、“ときめいた”技術やサービスなどを等身大でお届けします。

何かと日常的に使っているSNS。友達との気軽なコミュニケーション、お出かけしたカフェの写真投稿、ちょっとした暇つぶしの動画視聴…等々、毎日の生活で欠かせない存在になっています。
今回は、SNSの中でも、最近話題のアプリ「Bondee」と「BeReal」を体験してみましたので紹介します。

「Bondee」と「BeReal」って知ってる?

皆さんがよく利用するSNSは何でしょうか?私の場合、親しい友人とのコミュニケーションはLINEで、自分の近況の共有や友人などフォロー対象の近況をチェックするのはInstagram、隙間時間はYouTubeで「推し」に関する動画視聴等々……。利用するSNSがルーティン化している中で、「何か新しいSNSはないかな?」と思い、今回は最近話題のSNS「Bondee」と「BeReal」に注目してみました。


「Bondee(ボンディー)」とは、スマートフォン向けメタバースSNSで、自分のアバターを作成し、つながった友達とアバターを通してコミュニケーションを図ることができるSNSです。シンガポール、韓国、台湾などアジア圏を中心に人気が高まっているそうです。

(画像:App Store Bondee ボンディーより)

「BeReal」はその名の通り、フィルターなどの加工を施さず、ありのままのリアルな写真を投稿して、日常のリアルなシーンを友達と共有するSNSです。フランスやアメリカを中心に、勢いがあるSNSとして広まっているようです。

(画像:App Store BeRealより)

「Bondee」を使ってみた

早速、自分のアバターを作ります!

(画像:Bondeeアプリより)

スキントーンを選択したあと、ヘアスタイルや目の形など顔のパーツを細かく選べます。例えば目の形だけでも、17種類から選べるようです。

(画像:Bondeeアプリより)

服も小物も多くの種類から選ぶことができます。あらかじめコーディネートされているスタイルも選べるので、服をあれこれ考えるのが面倒ならフルコーディネートを選択するのがおすすめ。もちろん、たくさんの種類から自分好みに服や小物を選び、こだわりのスタイリングをすることも可能です。

アバターを作っているときに最も楽しかったのは、髪色の選択でした。なんと単色だけではなくグラデーションもできる!現実ではやりたくても、仕事やアルバイトの関係で髪色を派手にできない…という方におすすめかも!アバターでは思いっきり髪色を遊べます。

出来上がった私のアバターはこちらです。

私のアバターのコンセプトは、「リラックススタイル」!上下ジャージ、サンダルスタイルです。小物の中から、動物も選ぶことができたので、4匹の動物をお供に。作ってみたらとんでもなく個性的なアバターになりましたが、とても気に入っています。

アバター以外にも、マイスペース(お部屋)もこだわりのカスタマイズが可能です。
標準でセッティングされた2種類のデザインもありますが、壁紙、家具・小物を選んで自分好みのインテリアにすることも可能ですし、配置もカスタマイズできます。

(画像:【左】セッティングされたデザインを選んだマイスペース。 【右】壁紙、インテリア等の選択と配置をカスタマイズしたマイスペース)

また友達が追加されると、同じアパート内で暮らすことになります。友達の部屋(友達のマイスペース)に訪問することもできます。友達が増えれば増えるほど…アパートに部屋が増えていく…。これはどんどん友達を増やしていきたい!と思いますね。

友達の追加は画面上の「友だちを追加」をクリックし、連絡先やLINE、Instagramなどでつながっている友達を招待できます。繋がれる友達は最大50人。また、「航海」という機能もあって、航海に出て、メッセージボトル機能を使って新しい友達を作ることも可能です。

(画像:【左】航海中に出会った光るクラゲの群れ。 【右】航海中に発見したメッセージボトル)

友達と繋がると、自分のホーム画面に友達のアバターが増えていきます。個性的でそれぞれかわいい。友達が増えていくと画面はどんどんにぎやかになって楽しそう…。

(画面:【左】まだ友達がいない状態の私のホーム画面。【右】友達が2人できました!)

仕事中なのか勉強中なのか、どんな気持ちでいるのか等、今の状態や心境を、ステータスという機能でつぶやくことができます。アニメーションで感覚的に表現できます。

ある日の私のステータスは「ねこを愛でる」。アバターがずっと猫を愛でており、投稿した自分自身が癒されました。

(画像:ステータスや心境を表すアニメーション)

アニメーションだけでなく、写真や動画などリアルなシーンも投稿することが可能です。投稿されたステータスは24時間でリセットされます。

繋がった友達に、チャット(メッセージ)も送れます。仲良くなった友達でグループチャットも可能です。チャットでは、アバターを通してまるで対面しているようなメッセージのやり取りができます。メッセージだけでなく、アニメーションで感情を伝えることも可能です。また、「ブランコ」や「踊る」など相手のアバターと一緒に楽しめるアニメーションもあります。

(画像:チャットの時に送付できるスタンプ)

Bondeeを使い始めて最も強く感じたのは、アバターを通してのコミュニケーションでは、「見栄」や「映え」を意識せずに済み、それがとても気楽だということでした。変に意識せず素直な感情表現ができる気がします。また、アバターやマイスペースのカスタマイズを作り始めたら止まりません。こだわればこだわるほど、アバターへの愛情も増していく…。気づけばどっぷりハマっている。そんな気がします。

「BeReal」を使ってみた

海外留学している友人から突然、「海外で流行っているからやってみて!」と連絡が来たことをきっかけに、「BeReal」を使ってみました。アプリをダウンロードすると、1日に1回、不定期にこのような通知が来ます。

(画像:BeRealからのPush通知画面)

BeRealの特徴の1つは、写真投稿は誰もが1日に1回限り、という点です。
アプリを開くと、写真撮影まで制限時間は2分。時間内に撮影し、投稿する必要があります。時間内であれば何回でも撮り直しができます!
といっても、2分以内で撮影を終わらせなければならず、アプリを開くタイミングも重要・・・!今では慣れてきて、「いつ撮ろうかな」と考える時間も楽しくなりました。

撮影の際は、外カメと内カメでほぼ同時に撮影されるので、どこにいて、誰といるか、リアルな「今」を共有できるのです。しかもフィルターなし!同時撮影ということもあり、外カメばかりに集中しすぎると内カメの自分の顔が大変なことに…(笑)。慣れるまではとても難しい…。

実際に、ある日の投稿内容をご紹介します。

投稿が完了すると、タイムライン形式で公開されます。全世界に公開することも可能ですし、フォローしあった友達だけに公開することも可能です。私は気心の知れた友達だけに公開しています。

ちなみに写真下にキャプションを入れることができるので、投稿したその出来事・シーンを友達に説明することもできます。

タイムライン上に投稿した内容は、次の投稿のタイミングで消えます。投稿のタイミングは固定ではなく、1日に1回の通知が、例えば前日は22時に来たり、翌日は朝10時に通知が来る、なんてことも……。場合によっては、24時間まるまる写真が残っているときもありますし、たった数時間で消えてしまうこともあるのです。アプリを使い始めた当初は、写真撮影に失敗し、よりリアルな自分を見せられていて、いいネタ提供になりました!(笑)

なお、投稿後、次の投稿を待たずにその投稿を削除することも可能ですが、その場合、BeRealから削除する理由を問われます。BeRealは、飾らない、リアルな姿を伝える投稿をとことん求めているようですね。当初失敗続きで、投稿するのが恥ずかしい…という日もありましたが、BeRealのリアルを求める姿を感じて…今では失敗した写真も“リアルな、この瞬間の私”と自分自身で受け入れて投稿しています(笑)

過去の投稿はカレンダー形式で自分だけが確認できますが、友達に共有することも可能です。
「あれ、この日何してたっけ…?」と思い出すときに、最近はBeRealを確認して思い出したり・・・。これまでは、友達と「私たち、先月の●日、何してた?」と頭をひねることがよくありましたが、毎日BeRealを投稿していると思い出すことができて、便利に感じました。

BeRealの2つめの特徴といえるのが、「自分の投稿をしなければ友達の投稿が閲覧できない」点です。

このように、自分の投稿をしていなければ同日の友達の投稿にはモザイクがかかってしまい見ることが出来ません…。モザイクが絶妙のため、ちょっと写真撮影が面倒くさいな…と思っても「友達の投稿を見たいから自分も投稿しよう」という気持ちを駆り立てられます!

BeRealの3つ目の特徴は、撮影した自分の顔が、他人の投稿へのリアクションに使うスタンプがになることです。

このスタンプ(セルフィー写真)はいつでも変更が可能なので、「今日は顔のビジュアルがいいな」と思ったときにさっと撮影し、スタンプを変えられるのがとても魅力的です!また表情をスタンプにできるので、リアルなリアクションをスタンプとして友達に伝えられるところもこのアプリにハマってしまう理由の1つです。


最初は、投稿が1日に1回と知り、「シンプルすぎて飽きるのでは」と正直思っていました。しかし、投稿を続けるにつれて「シンプルだからこそ楽しい」に変わっていきました。不定期な写真撮影を促す通知も、1日に1回なので「撮ろうかな」という気持ちにさせてくれます。友達の投稿も1日1回なので、友達の「今」を確認してリアクションするのにそれほど時間も手間もかかりません。
また私自身、どこかへ遊びに行っても写真を撮ることが少なく、「この日誰とどこに行ったか」を思い出せない場合があります。最近では、BeRealに写真を収めているのですぐに思い出せてとても便利です。写真で思い出を綴るデジタル日記としても、BeRealを活用できるのではないかと思いました。



今回は話題のSNS「Bondee」と「BeReal」をご紹介しました。ご興味がある方はぜひ試してみてください!



本記事は筆者独自の観点で書いたものであり、所属する企業・団体の見解を表すものではありません。


(文・画像:iX+編集部 M&J)