rootC、どんなところが魅力的?
これまでも自販機でドリップ式のコーヒーを購入して淹れたてを飲める、というタイプのものはあったので、淹れたてというだけではそこまで目新しさを感じず、まずは、何が違うんだろう?と調べてみました。
私がいいな、と思ったポイントとしては以下3点です。
・アプリから事前に注文して、到着時間に合わせて淹れてくれる
・様々なスペシャルティコーヒーから選べる
・好みなどからコーヒー豆をおすすめしてくれる
最近ではモバイルオーダーができるコーヒー店もあるので「欲しい時間に待たずに受け取れる」のはこのAIカフェロボット(便宜上、以降「AI自販機」と記載)だけの特長ではないのですが、豆の種類を選んでのオーダーはできなかったり、そもそもどんなコーヒーが私の好みなのか?が分からなかったりするので、おすすめを教えてもらえるのは嬉しいなと思います。好みについても、「苦いのが好き」「こういうフレーバーが好き」といった漠然とした感覚はあるのですが、実際にお店でそれを伝えるのは億劫だったりします。特に混んでいるお店では、店員さんに時間を取らせてしまうのでは……とそわそわしてしまうからです。その点、アプリ内での選好は気兼ねがなくて良いと感じました。
実際に注文してみた
というわけで、実際にrootCで注文してみました。
まずアプリをインストールして立ち上げると、コーヒーに関する質問を7問ほど出されます。コーヒーを飲む頻度や好きなコーヒーのフレーバーなど。
質問に全て答えると、おすすめのコーヒーが表示されました。
甘味やコクなどの強さもゲージで示されていて、他のコーヒーとの違いが感覚的に分かるようになっていました。この画面から注文へ進みます。
次の画面では、受け取り時間や支払い方法などが選べるようになっています。利用する場所(ステーション)はアプリのホーム画面で事前に選択するような形式になっていたので間違った場所を選んでしまう、ということもなさそうです。受け取り時間は10分刻みで指定できて、注文時間の10分程度後から選択できました。
注文を確定すると、下のような画面が表示されました。あとはできあがるのを待つのみです。
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受け取り時間にAI自販機のもとへ。機械は幅3mほどのサイズで、同時に20杯のコーヒーの抽出・受け取りができるようになっています。
近づいてアプリを開くと、「ロッカーを開ける」画面が表示されました。
ロッカーを開ける、のボタンを押すと、ロック解除音と扉が開く音が聞こえ、該当のロッカーが点灯しました。
ロッカーを開けて無事コーヒーGETです。AI自販機にはコーヒー用の蓋やマドラーなども完備されているので必要に応じて利用できます。
受け取ったあと、改めてアプリを開くと今回注文したコーヒーに関する質問がいくつか出されました。それに対する回答をもとにおすすめのコーヒーが表示されます。私の場合は今回のコーヒーが好みだったので同じものが表示されたようですが、他にも色々試して質問に答えることで、より好みに近い味のおすすめにつながりそうです。
コーヒー1杯の値段はちょっと高い?実はお得なプランがあった
コーヒーはとってもおいしくていい香りで満足でした。ただ正直なところ、1杯450円はお安くはない…!と思ってしまった庶民の私です。スペシャルティコーヒーではあるのですが、コーヒー店なら300-400円ほどで「今日のコーヒー」が飲めるので、どうしてもそれと比べるとお高く感じてしまう。おいしいコーヒーが飲みたいときに周りにコーヒー店がなくて近くにrootCがあったら使うかも…などと考えながら自販機の近くでコーヒーを飲んでまったりしていたのですが、ぽつぽつとrootCを利用する方がいらっしゃいました。結構利用する方がいるんだな、お金持ちだな…、と思ってアプリのお知らせを見ていたらお得なサブスクリプションプランがあることに気が付きました。
8杯まで1,980円プランと無制限で7,980円プランの2つがありました。
8杯までのプランでも1杯あたり約250円になるので、そう考えるとめちゃくちゃお得なのでは…?しかも色々な種類のコーヒーが飲めるし、自分へのおすすめのコーヒーも教えてくれるし。また、コーヒー購入ごとにポイントが貯まるだけではなく、ログインだけでも貯まるのでかなりお得なのかもしれません。
rootCのAI自販機は今は東京都内の駅やショッピングモール、オフィスなどへの設置がメインですが、設置場所が拡大されると使い勝手も良くなりそうです。今後に期待したいです!
(文・写真:iX+編集部 N)