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東アジアにチャンス到来! 民間企業が切り拓く「宇宙ビジネス」新時代
宇宙開発から宇宙ビジネスへ、時代は転換点を迎えています。米国がリードする宇宙ビジネスですが、日本であまり知られていないのが中国です。衛星を使った次世代インターネット網、特殊な衛星電話ではなく一般の携帯から衛星を通じた音声通話、低コストかつ高性能となったリモートセンシング衛星を使った農業の収穫予測、その予測に基づいた保険、高精度な位置特定に基づき自動運転、環境汚染の監視など、その応用範囲は広大です。宇宙ビジネスの成長期を迎えた世界の現状、その有力なプレイヤーでありながら宇宙ビジネスとしては未知の国である中国の台頭を中心にお伝えします。
2024.07.31(最終更新日:2024.07.31)
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月面でも力強く走行!日本の宇宙開発で実現する「オフロード自動運転」
米国航空宇宙局(以降、NASA)主導のもと、日本や欧州連合(EU)が参加し、月面調査や月面基地の建設を目指す「アルテミス計画」をご存知でしょうか? 計画では第1段階「無人の月周回ミッション」、第2段階「有人の月周回ミッション」、第3段階以降で「有人の月面着陸ミッション」を掲げています。当初は2025年末に有人月面着陸を予定していましたが、2024年1月16日に2026年9月への延期が発表されています。このアポロ計画から約50年ぶりに月面着陸を目指す「アルテミス計画」には、日本の宇宙航空研究開発機構(以降、JAXA)も参加しており、月面での有人探査活動で必要な「有人与圧ローバ(有人月面車。愛称、ルナクルーザー)」の開発にトヨタ自動車(以降、トヨタ)』や三菱重工業(以下、三菱重工)も技術協力しています。その開発では、月面の荒れた土地でも安全に走行可能なオフロード自動運転に対応した月面探索用モビリティの開発が進められています。月面探索の要となる有人与圧ローバには、多くの最新テクノロジーが投入されていますが、今回はオフロード自動運転を中心に、どのような技術が使われているのか、その必要性や将来の展望などをみていきます。
2024.01.31(最終更新日:2024.01.31)
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