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スマート脳ドックの結果はどうやって見る?診断内容からその後の対応まで紹介

2022.08.05(最終更新日:2022.08.05)

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受付から会計まで30分程度で完了する脳の健康診断「スマート脳ドック」は、スマートスキャン株式会社(以下スマートスキャン)が提供している脳の検査サービスで、忙しい方でも気軽に脳の検査を受けることができる先進予防医療サービスとして注目を集めています。そんなスマート脳ドックを受けようと思っている方のなかには、結果をどのように見るのかが気になるという方もいるのではないでしょうか。
今回は、スマート脳ドックの結果の見方について、診断内容からその後の対応まで詳しく紹介します。

スマート脳ドックの特徴

「スマート脳ドック」は、MRI(磁気共鳴画像診断装置)やMRA(磁気共鳴血管画像診断装置)を活用し、脳梗塞や脳腫瘍、くも膜下出血のもとになる脳動脈瘤などの重大な脳の異常を早期発見、早期治療することを目的とした検査サービスです。
スマート脳ドックは、通常の脳ドックのオペレーションを見直し、医療施設での滞在や検査時間を短縮し、継続的に受診しやすい料金設定になっているほか、放射線科専門医と脳神経外科医の2名がクラウドを活用して正確な診断を実現している点が特長です。

スマート脳ドックの詳細については、下記関連記事をご覧ください。
スマート脳ドックとは?内容や脳ドックとの違いについて分かりやすく解説

スマート脳ドックの価格

スマートスキャンが提供しているスマート脳ドックは、通常の脳ドックよりも医療施設での滞在や検査時間が短く、継続的に受診しやすい料金設定になっています。一般的な脳ドックは検査する項目や使用する検査機器、オプションによって費用は異なりますが、約4〜5万円の費用がかかる傾向にあります。

一方スマート脳ドックは、病院やクリニックで頭部MRI/MRA/頸部MRAの検査を受ける場合、19,250円〜と少しでも多くの方が気軽に脳ドックを受けられるような価格で提供されています。(保険適用外。移動式MRI車両を用いた出張診療所は除く。)

スマート脳ドックで見つかる病気

スマート脳ドックは、次のような病気につながる脳の異常を早期に発見することができます。

脳血管疾患系の病気

脳血管疾患は、脳の血管が詰まったり、破れたりといった脳動脈の異常が原因で起こる病気の総称です。脳血管疾患は、発症してからの治療ではなく、発症する前の予防、そして早期発見・治療が非常に重要です。

スマート脳ドックによって定期的な脳の健康診断を受けることで、くも膜下出血の原因となる「血管のこぶ=脳動脈瘤」や、脳梗塞の原因となる「脳動脈の狭窄」、脳の血流が悪くなることで生じる「大脳白質病変」など、脳血管疾患系の病気につながる脳の異常を早期に見つけることができます。特に大脳白質病変は年齢を重ねる事でも現れる可能性がある一方で、無治療やコントロール不良の高血圧があると若年でも出現し増悪します。大半は無症状のまま進行するため、生活の中では認知しにくく、一度病変が出現すると改善することはないといわれています。

大脳白質病変は、通常の健康診断や脳CT検査では見つけることができず、MRI検査により発見することができます。そのため、早期発見には脳ドックにより定期的に脳の状態を確認することが重要です。

脳血管疾患以外の病気

スマート脳ドックは、脳腫瘍の発見にも役立ちます。脳腫瘍は、大きく「原発性」と「転移性」の2つに分けられ、そのなかでも原発性脳腫瘍は、脳内部からできた「脳実質内腫瘍(神経膠腫、グリオーマとも呼ばれる)」と脳の周囲でできた「脳実質外腫瘍」の2種類に分けられます。

脳ドックで発見される腫瘍の多くは、脳実質外腫瘍です。また、脳萎縮も早期発見が可能です。

スマート脳ドックの結果の受け取り方

スマート脳ドックの結果は、スマートフォンやパソコンから見ることができます。
ここからは、検査結果を受け取る方法や、MRIで撮影した画像の確認方法を紹介します。

検査結果は1週間程度で分かる

スマート脳ドックの検査結果は、検査日から1週間以内で受け取ることができます。「検査結果のお知らせ」というメールが届いたら、マイページにログインして検査結果を確認しましょう。検査結果は、画面の検査結果レポート(PDF)をダウンロードして印刷することも可能です。さらには、ファミリー会員として登録・予約した方の検査結果もマイページで確認することができます。

撮影したMRI画像の確認・受け取りもできる

スマート脳ドックでは、検査結果レポートの受け取りだけではなく、撮影したMRI画像の確認をすることができます。方法は、マイページの「撮影画像一覧」からクリニックと受診者を選択するだけです。また、MRI画像のCD-ROMが欲しい方は、マイページの「画像CDデータ申し込み」から手続きをしましょう。(画像CDデータは有料)

スマート脳ドックの結果に異常があったときの対処法

スマート脳ドックの結果は、「所見なし」と「所見あり」という2つの区分もしくは病変の進行状況を示すGradeで表されます。

続いては、「所見なし」「所見あり」「Grade」それぞれの結果の対応・対処方法について紹介します。

所見なしの場合

スマート脳ドックの結果で表示される「所見なし」は、「現在は異常なし」という状態を指しています。結果で異常が確認されなかった場合でも、将来の検査で異常が確認されたときの原因特定や治療法の検討に役立ちます。
異常のない状態からの変化を確認することで、病気の進行速度や症状への対策が明確になり、効果的な治療を選択することができるようになるのです。そのため、「所見なし」だった場合も2年に1回程度の定期的な受診が推奨されています。

所見ありの場合

スマート脳ドックの結果が「所見あり」だった場合、2通りの対処法があります。「所見あり」でも「現在すぐに発症などの恐れがない」という診断結果の場合は、専門医を外来受診いただき、精密検査を行い経過観察となります。
一方で何かしらの異常があり、できるだけ早い処置が必要な所見がある場合は、外来を受診し精密検査を行い、万が一治療が必要な場合は専門の医療施設を紹介(紹介状は有料)される流れになります。早期発見・早期治療をすることで病気の重症化を防ぐことにつながるため、すぐに専門医療機関を受診しましょう。

Gradeについて

Gradeとは症状の進行度を示し、病変がない「Grade 0」から、最も重度の「Grade 4」までの5段階で評価されます。

例えば、大脳白質病変はGradeが上がっていくにつれ、認知機能や遂行機能が低下するリスクが高まることが分かっています。大脳白質病変は大きく分けて、脳室周囲白質病変(PVH)と深部皮質下白質病変(DSWMH)の2種類があります。どちらもGrade 1~3は「未病」と呼ばれ、病気に向かっている状態を指しています。Grade 1~3の結果を受けた場合は、高血圧管理及び生活習慣管理を行い、症状をGrade 4へ進行させないことが重要です。

スマート脳ドックを受けるときの注意点

スマート脳ドックは、必ずしもすべての人が受けられるわけではなく、検査を受けられないケースもあります。MRI装置は、強力な磁気の共鳴によって撮影する機械です。そのため、金属が体に埋め込まれている方やアートメイクなどをしている方は、金属に反応することで安全な検査が実施できない恐れがあります。また、胎児に対するMRI検査の安全性は確立されていないため、妊娠中や妊娠の可能性がある方についても、検査を受けることができません。検査を受ける際は、医療施設に詳細を問い合わせるようにしましょう。

スマート脳ドックの結果の見方を覚えておこう

今回は、スマート脳ドックの結果の見方について紹介しました。スマート脳ドックは、短時間で検査ができるだけではなく、検査結果を1週間程度で確認することもできます。検査結果をスマートフォンやパソコンで手軽に確認できることがメリットの一つです。

脳血管疾患をはじめとする脳の異常は、早期発見・早期治療がとても大切です。検査結果の見方を理解し、所見なしの場合でも定期的に受診するようにしましょう。