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電子住民票&デジタルアートとして価値を持つ、過疎地域を変える NFT「Nishikigoi NFT」
日本国内には少子高齢化が進み、過疎化の一途をたどる自治体がたくさんあります。新潟県長岡市の山間に位置する旧山古志村もその一つです。14の集落で構成される山古志は、日本の原風景が残る自然豊かな地域。平地がほとんどなく、傾斜を活かして切り開かれた棚田・棚池では、稲作や養鯉が先祖代々続けられてきました。長い歴史を持つこの地域は、観賞魚・錦鯉発祥の地としても知られ、近年では国内のみならず世界各国から富裕層が買い付けに訪れる地域です。しかし、2004年10月23日にマグニチュード6.8の大地震・中越地震が発生。震度6強を観測した山古志でも、震災発生から2日後には約2,000人の村民が全村避難を余儀なくされました。全村帰村まで3年半の月日を要したといいます。中越地震から20年。人口800人を割る限界集落となった山古志で、「Nishikigoi NFT」がリリースされました。村民だけでなくデジタル上で住民票を発行するなどさまざまな価値を持つこのNFTが、なぜ過疎集落で発行されたのか? さらには、このNFTを持つデジタル村民とリアルの村民が融合して創設されたという、 新しい仮想共同体「山古志DAO(ネオ山古志村)」とは、一体どのようなものなのか――?被災以来、村民のため、地域発展のために奮闘し続けてきた山古志住民会議代表の竹内春華さんにお話を伺いました。
2024.08.13(最終更新日:2024.08.13)
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