調査内容について
<調査背景>
COVID-19の流行とともに、デジタル系サービスの進化・利用も拡大してきています。さまざまなサービスがあふれていますが、実際にどのようなサービスが特に利用されているのか?また居住する地域による違いがあるのか?を確認し、今後どういった展開が期待されるかを理解・想像していきます。
<調査概要>
調査名称:デジタル系サービス・ツールに関する調査
調査期間:2022年4月22日(金)~4月25日(月)
対象ユーザー:以下それぞれの地域に居住するユーザー各250名(合計750名)
・大都市圏:東京23区or政令指定都市に居住
・都市圏:人口50万人以上の市区町村に居住
・その他:上記以外の市区町村に居住(本文中では便宜上「その他地方」と表記)
※分類は当社独自のもの
調査対象者の年代:20代~60代
<アンケート概要>
以下それぞれのサービス内容について、直近1年での利用状況・認知状況についてアンケートを実施
※調査結果は3回に分けてお届けする
第1回(今回の記事)
・SNS(YouTube、LINE、Instagramなど)の利用状況
第2回(次回の記事)
・医療系(オンライン診療、eお薬手帳)サービスの利用状況
・業務系(オンライン会議ツール、バーチャルオフィス)サービスの利用状況
第3回(次々回の記事)
・エンタメ系(音楽配信、動画配信、VRプラットフォーム、家庭用ロボットなど)の利用状況
・買い物・決済系(電子マネー決済、EC通販、デリバリーサービスなど)の利用状況
・家具・家電系(スマート家電、スマートスピーカー、家具/家電のサブスクサービスなど)の利用状況
SNSサービスの利用・認知状況の調査結果
主要SNSサービスはいずれの認知度も高い
有名なSNSサービス自体の認知度はいずれも95%以上で「ほぼ全員知っている」状態。利用状況についてはLINEが平均でも81.5%と最も高く、次いでYouTube(72.1%)、Instagram(33.5%)の順。
LINEについては大都市圏や都市部のユーザーより、その他地方居住のユーザーの方が利用率が高いという状況(+3pt)。基本的に無料で利用できるコミュニケーションツールであることもあり、地域問わず普段から活用されていることがうかがえる。
居住地域による利用状況の差も
大都市圏ではFacebookやYouTubeの利用が比較的高く、都市圏ではTwitter、Instagramの利用が他地域より高かった。Facebookは友人だけではなくビジネスつながりの方ともつながっていることも少なくなく、特に大都市ではそういった交流も多いと考えられることから差が出ていると推測する。
※認知率と利用率について:
各サービスについてここ1年での利用状況を以下の5段階で尋ねた際の上位4回答の割合を「認知率」、上位2回答の割合を「利用率」として算出
回答選択肢:積極的に使っている/使うときもある/使ったけどやめた/使っていない/存在を知らなかった
まとめ
今回の調査において、SNS系サービスの認知状況や利用状況については、年齢層による違いはあるだろうが、居住地域による極端に大きな違いは見られず、特にLINE、Youtubeについては地域問わず認知・利用されていることが分かった。今後も地域、および個人・企業問わず、コミュニケーションを取っていく際の有効な媒体・手段だと考えられる。