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ウェアラブル端末で健康を管理しよう!最適な選び方もご紹介

この記事は1年以上前に書かれたものです。現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。

2022.12.27(最終更新日:2022.12.27)

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近年さまざまなタイプのウェアラブル端末が登場しています。ウェアラブル端末は服や腕などに装着してそのまま使えるため、スマートフォンのように持ち歩く必要がないのが魅力です。この記事では健康管理ができるウェアラブル端末を紹介します。

ウェアラブル端末とは?

ウェアラブル端末とは、ヒトの体につけて使うコンピュータのことです。コンピュータの重要部品であるCPUやメモリなどが小型化したことで、普段の生活で使いやすい製品がたくさん登場しています。ウェアラブル端末はいつも身につけられるので健康状態を把握しやすく、健康管理にも役立てられます。

ウェアラブル端末は腕時計型が多い

ウェアラブル端末は身につけやすく、画面も確認しやすい腕時計型が多い傾向にあります。
もっとも有名なウェアラブル端末は、Apple社のApple Watchではないでしょうか。Apple Watchはその名のとおり見た目は腕時計ですが、時刻を知るだけでなく、さまざまなことができます。買い物の支払い、経路検索などに加えて、懐中電灯のように使える「フラッシュライト機能」や、iPhoneをリモートで操作してカメラのシャッターを押す、といった機能がついています。
もちろんApple以外のメーカーも腕時計型のウェアラブル端末を出していて、日本製としてはソニーのラインナップが充実しています。
腕時計型ウェアラブル端末のことをスマートウォッチといいます。
ウェアラブル端末には腕時計型以外にも、メガネ型や指輪型もあります。

ウェアラブル端末でできる健康管理とは?

ウェアラブル端末を身に着けることで、脈拍や体の動き、さらには睡眠の状態なども測定できます。普段の生活の中で健康状態をチェックすれば、ヘルスケアにもつながります。
ウェアラブル端末でできる健康管理の例をこの先で詳しく紹介します。

歩数計測で運動を促す

歩数を計測する機能は、多くのウェアラブル端末に搭載されています。いわゆるガラケーにも歩数計測機能が搭載されているものがあるくらいなので、これをウェアラブル端末に搭載することは、難しくないのでしょう。
そもそも「歩行」は、身体活動量を増やす具体的な手段として構成労働省が推奨している健康づくりの基礎となる活動です。そして、1日の歩数を把握することが「もっと歩こう」という気持ちにさせてくれるので、歩数計測は健康管理上とても重要です。

活動量計で運動量がわかる

活動量計は、歩行を含むすべての活動を記録することができます。人は仕事をしているときも家事をしているときも遊んでいるときも動いており、活動量計はそれらの動きも計測します。
活動量計をウェアラブル端末に搭載すると、運動量がわかります。これも歩数計と同じで、運動量が数値化されると「もっと運動しよう」という気持ちにさせます。

血圧測定で高血圧予防

血圧を測定できるウェアラブル端末もあります。
こちらも、一般的な血圧計と比べると精度は落ちますが、日々の血圧の推移を把握できるので高血圧予防に貢献するでしょう。

消費カロリー計測で肥満予防

ウェアラブル端末で1日の消費カロリーがわかれば、運動不足かどうかがわかり、肥満予防につなげていくことができます。

心拍数計測で心臓をチェック

心拍数を計測すると、心臓が正しいリズムで動いているかがわかり、不整脈の発生に気づきやすくなります。ウェアラブル端末で心拍数を継続して測定することで、心臓の状態をチェックできるといえるでしょう。

なお、Apple Watchには心電図機能が搭載されたものがあり、異常を検知すると「心房細動を示唆する不規則な心拍」などと表示されます。この機能を利用すれば、病気の早期発見に役立つかもしれません。もちろん診断まで下せるウェアラブル端末はまだ開発されていませんが、それでも自分の健康状態に異変があることは把握でき、通院の動機づけになるはずです。

睡眠計測で生活のリズムを改善する

ウェアラブル端末のなかには睡眠時間を計測できるものがあります。睡眠時間は眠る時間と起きる時間から算出できるので、わざわざ計測する必要がない、と感じるかもしれませんが、ウェアラブル端末の睡眠計測は、就寝時間・起床時間だけでなく、呼吸、脈拍、寝がえりなどから、睡眠の深さまで把握できるところがポイントです。
体調が思わしくないときに睡眠の記録を確認すると、「よく眠れていないから調子が悪いのかもしれない」という見当がつきます。
診察を受ける場合は、最近の睡眠の状況をウェアラブル端末の記録を示しながら医師に説明することができます。

ウェアラブル端末の選び方

ウェアラブル端末には多くの種類がありますが、だからこそどれを選ぶか迷ってしまいますね。そんな方のために選び方のポイントをご紹介します。

機能で選ぶ

ウェアラブル端末の機能は多種多様なので、自分が必要な機能を基準に選ぶのもよいでしょう。
高度な機能が搭載されているほど、また、搭載されている機能の数が多いほど、端末の価格が高くなる傾向があります。自分にとって必要な機能を整理しておくとよいかもしれません。

端末のスペックで選ぶ

ウェアラブル端末を選ぶ際には、健康管理に役立つ機能だけでなく、端末そのもののスペックもチェックするようにしてください。
例えばバッテリー容量はとても重要です。普通の腕時計では何年も電池を交換しないことも珍しくありませんが、ウェアラブル端末は電力消費量が多いので、小まめに充電することになります。バッテリー容量は使い勝手に大きく影響します。
また、通知機能や防水機能といったスマホなどでよくみられる機能も、機種によって異なるので確認しておきましょう。通知機能があることで、知りたい情報や測定値を確実に知ることができます。健康管理では、情報や測定値を確実に入手することが重要です。
ウェアラブル端末は身につけるものなので、水場や水回りに近づいたときに濡れてしまうことがあります。アクティブな方は特に防水機能に注目したほうがよいでしょう。

デザインで選ぶ

ウェアラブル端末は身につけるものなので、ファッションの要素も無視できません。メーカーもその点は承知していて、格好よさや美しさを重視しています。
どのデザインを選ぶかは好み次第ですが、普段使いかビジネス・ユースかで決めてもよいでしょう。

価格で選ぶ

ウェアラブル端末は、数千円から数十万円と価格帯に幅があります。
どの価格帯の端末を選んだ場合でも、購入する前に、自分にとって必要な機能が搭載されているかを確認しましょう。高額な端末を買ったものの、搭載されている機能をほとんど使わないことになったらもったいないですし、逆に、リーズナブルな端末を買ったものの必要な機能が搭載されていないと感じたら、上位機種が欲しくなってしまいます。買い直す必要のないよう、価格と機能を吟味して購入しましょう。

健康管理ができる腕時計型ウェアラブル端末を紹介

それでは健康管理ができるウェアラブル端末を紹介します。
ここでは、Apple、ソニー、ギャラクシー、ファーウェイ、ガーミンの製品を解説します。ここで紹介するのはすべて腕時計型、つまりスマートウォッチになります。

Apple(アップル)

AppleがつくっているApple Watchの健康管理機能には「血中酸素測定」「心電図」「心拍数計測」「皮膚温測定」などがあります。価格は約4万円から十数万円です。価格は高めですが、その分、機能が豊富でデザイン性が高いといえそうです。機種によりますが、50メートル耐水のものもあります。さらに炭素排出量を80%以上削減した部品を使うなど環境への配慮も忘れていません。

Apple Watch | Apple(日本)

SONY(ソニー)

日本メーカーもスマートウォッチ市場に参入していて、ソニーのウェアラブル端末のブランド名は「wena」(ウェナ)です。「心拍数計測」「睡眠状態計測」「消費カロリー測定」などの健康管理機能があります。記録したデータをスマートフォンのアプリで確認することもできます。
リストバンドに似たタイプもあり、これは腕時計タイプとは異なるテイストです。価格は数万円からとなっていて、学生でも買えるものがあります。wenaシリーズには、メールをチェックできる腕時計用バックルもあります。バックルを変えるだけで自分の腕時計がスマートウォッチに早変わりします。商品を選ぶ楽しさも味わえます。
スマートウォッチ | ソニー (sony)

Galaxy(ギャラクシー)

韓国メーカー、サムスン電子ギャラクシーのウェアラブル端末のブランド名は「Galaxy Fit」です。「睡眠時間計測」「ストレスレベル算出」「体脂肪率測定」「骨格筋測定」「消費カロリー測定」などの健康管理機能があります。ストレスレベルの測定で高ストレスと判定されると呼吸ガイドが表示されます。呼吸ガイドに合わせて呼吸をすることで、リラックスした気分を取り戻すことができます。
また、ディスプレイが有機ELであるのはサムスンらしいところです。腕時計型端末はどうしても画面表示が小さくなってしまいますが、有機ELディスプレイの鮮明さはその欠点を補います。価格は公式サイトに記載されていません。

Galaxy Fit and Fitⓔ | Galaxy Mobile Japan

HUAWEI(ファーウェイ)

日本を凌駕するIT大国になった中国勢も積極的に製品を出しています。ファーウェイのウェアラブル端末のブランド名は「HUAWEI WATCH」です。「血中酸素測定」「心拍数計測」「ストレスレベル算出」「睡眠計測」「活動レベル計測」などの健康管理機能があります。価格帯は約4万円から20万円を超えるものまでとなっています。アスリート向けの機能も充実しています。
また14日間使用できるバッテリーや30m防水、Bluetooth通話など、価格に見合った高性能ぶりです。

HUAWEI Wearables | HUAWEI 日本

GARMIN(ガーミン)

ガーミンはアメリカのメーカーです。ガーミンのウェアラブル端末のブランド名は「Forerunner」です。「心拍数測定」「ストレスレベル計測」「睡眠状態計測」「活動レベル計測」などの健康管理機能があります。価格は約3万円から30万円以上となっています。デザインのバリエーションが豊富で、選ぶ楽しみがあります。
スマートウォッチの定型といえば、Appleが提唱した、角が丸まった長方形タイプが定着した感があり、ガーミンのスマートウォッチにもこのタイプのものがあります。その他にも、カシオのG-SHOCKを連想させるゴツゴツ・タイプや、リストバンド・タイプもあります。ゴルフのときに便利な風速を測定する機能や、メールや電話の着信を知らせる機能、位置がわかるGPS機能など、健康管理以外の機能も魅力的です。

Body Battery | Garmin 日本

ウェアラブル端末は健康管理を気軽に始められる

ウェアラブル端末の健康管理機能を紹介しました。
ウェアラブル端末を使った健康管理の最大の特長は、スタイリッシュであることではないでしょうか。「健康管理」と聞くと義務的なニュアンスがありますが、おしゃれなスマートウォッチを腕にはめていると、そのような印象を払拭できます。むしろ「健康管理を怠らないスマートな自分」でいられます。「格好いいからウェアラブル端末を購入してみる」という動機でもよいと思います。それが健康管理の第一歩になります。