「TimeTree」って、実際どんなアプリ?
TimeTreeとは、家族やカップル、友人、チームなどさまざまなシーンで、情報を共有できるカレンダーシェアアプリです。2024年8月時点で、5,500万人以上が愛用しているのだとか。
私の場合は、パートナーとお互いのスケジュールを把握できるようにしておきたいなと思って使い始めましたが、“コミュニケーションアプリ”とも銘打っているとおり、じつはかなり多機能。
スケジュールの共有を簡単にできるのはもちろんのこと、アプリ上でメッセージをやりとりしたり、画像を添付したりすることもできます。相手と予定を決める際に、メッセージアプリやカレンダーなどを行ったり来たりしなくていいのは魅力ですよね。
まずは、TimeTreeを始めるまでの流れを簡単にご紹介します。
TimeTreeのアプリをインストールしたら、最初にアカウント登録などの初期設定を行います。メールアドレスと好きなパスワードを設定し、「誰かとつかう」「ひとりでつかう」のどちらかを選択。
「誰かとつかう」を選択すると、カレンダーを共有したいメンバーの招待ができます。LINEやMessengerなどを選択すると、アプリが自動で立ち上がり、招待リンクを簡単に送れます。
相手が初めてTimeTreeを利用する場合は、アプリのインストールから。アカウントの登録などの初期設定を済ませてから、招待用のリンクを飛ぶと、カレンダーに参加できます。
カレンダー名やカバー画像なども自由に変更ができるので、メンバーが揃ったらカスタマイズするのがおすすめ。あとは、どんどんお互いのスケジュールや、一緒に過ごす予定などを追加していきます。
カレンダーには、10色のラベルがあり、予定ごとに色分けして登録することができます。
我が家の場合は、私の予定はコーラルピンク、彼の予定はエメラルドグリーン、ふたりの予定はブライトオレンジと、ルールを決めてそれぞれ設定。これで、お互いの予定が混ざることなく、一目で把握できます。
では、ここからは私がほかのカレンダーアプリと比べても、とくに「いいな!」と思うポイントをご紹介していきます。
ナイスなポイント①予定の作成・変更をすぐに教えてくれる
TimeTreeは、相手が予定を作成・変更したらすぐにお知らせ。「〇〇さんがメモを作成しました」「予定を更新しました」など、素早く通知してくれます。
今までは、どちらかに飲み会の予定があっても伝え漏れがあったり、ふたりで決めた予定をうっかりどちらかが忘れていたりして、いわゆる「言ったでしょ」「言ってないよ」問題が勃発することも……。また、変更があったときにその場で伝えても、メッセージに埋もれて忘れてしまったり。
しかし今では、お互いに予定が入ったり、変更があったりした時点でTimeTreeに登録するようにしたおかげで、トラブルがほぼなくなりました。これは本当に精神的にもありがたい……。
“アプリを見ればわかる”状態にしておきたいので、口頭で予定の共有があった場合も、「OK、このあとTimeTreeに入れておいてね」とお互いに言うようにしています。
ちなみに最近のアップデートで、予定を作成する際に手作業で打ち込まなくても、AIが画像や写真から自動で解析をして、読み込んでくれるようになったそう(!)。
試しに、花火大会の公式HPのスクリーンショットを読み込ませてみると、タイトルや開始・終了時間、サイトのURL、メモ欄に「第50回記念大会」であることまで記載してくれました。すごい精度だ……。
TimeTree公式によると、ユーザーがAIに送った予定の情報は、プライバシーの観点から機械学習には使用されない設定になっているそうなので安心。細かい予定を打ち込むのは地味に面倒なところもあるので、今後は積極的に使っていきたいなと思います。
ナイスなポイント②ふたりに関係することがいつでも見返せるメモ機能
つづいて、重宝しているのが「メモ機能」。それぞれが自由にメモを残しておける、いたってシンプルな機能ですが、これが結構便利。
私たちはふたりに関する事柄、たとえばお金の貸し借りをしたときの記録や、この夏一緒にやりたいことリスト、旅行の日程などをメモしています。
以前はメッセージアプリ上でやっていたものの、トピックが流れてしまったり、編集がちょっと面倒だったり。その点、TimeTreeではトピックごとにメモを作成できて、お互いに編集しながらいつでも見返せるので、だいぶコミュニケーションしやすくなったなと感じています。
とくに日常の中のちょっとしたお金の貸し借りに関しては、手持ちのお金がないとそのままうっかり忘れがち。たとえば、映画のチケットをオンラインで2人分とったときとか、居酒屋でまとめてどちらかが払ったときとか。私たちはしっかりワリカン派なので、その場で「貸し借り」のメモに追加して、ふたりで決めた月末にまとめて精算するようにしています。
ふたりで大事なことを話し合ったときの議事録なども、このメモに残しておけば忘れないし、いつでも見返せてGOOD。編集履歴が残るので、間違えてうっかり一部を消してしまったとしても、履歴から内容を拾うことができます。
“ひとまずTimeTreeに登録しておけばOK”という安心感
カレンダーアプリはほかにもさまざまなものがリリースされていますが、まとめとして「TimeTree」ならではのメリットをざっくりとあげてみました。
TimeTreeならではのメリット
・スマホから簡単に招待
・ひとつのアプリ上でカレンダー、メッセージ、メモの機能が完結する
・予定の作成、変更があったらすばやく通知
・AIが画像や写真の情報を読み取って、自動で予定を作成してくれる
ふたりの予定や大事な相談ごとは、ひとまずTimeTreeに登録しておけば大丈夫、という安心感が、私とパートナーにとっては一番大きなメリットなのかなと思います。
今回ご紹介した以外にも、誰でも気軽にイベント情報を発信できる「TimeTree 公開カレンダー」など、面白い機能がたくさん。
アイデア次第でより楽しく、自分たちらしく使えそうだなと感じました。TimeTree公式サイトには、さまざまなユーザーの使い方がまとめられていて、参考になりそう。
私もまだまだすべての機能を使いこなせていないので、これを機にいろいろ試してみたいなと思います!
【プロフィール】
iX+編集部A
「hitotachi」、「やさしいテック学」のライティングを担当。とくに、フェムテックやメンタルヘルステックの領域に関心があります。
※本記事は筆者独自の観点で書いたものであり、所属する企業・団体の見解を表すものではありません。