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EV充電スタンドはどこにある?種類や設置場所、料金などの基礎知識を解説

2022.04.15(最終更新日:2022.09.15)

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EV充電スタンドは、EV(電気自動車)の普及に欠かせない存在です。
EVへの買い替えを検討するにあたって、EV充電スタンドの場所や料金が気になるという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、EV充電スタンドに焦点を当て、種類や設置場所、料金などの基本について解説していきます。

EV充電スタンドとは

地球温暖化などの環境問題に注目が集まる昨今、ガソリンなどの化石燃料に頼らずに走行できるEVやPHEV(プラグインハイブリッドカー)の普及が進んでいます。同時に、街中にはEV充電スタンドが設置された施設も増えてきました。

ガソリン車の場合のサービスステーション(ガソリンスタンド)と同様に、EV充電スタンドはEVやPHEVの走行に必要不可欠な存在です。EVはあらかじめ充電した電力を消費し切ると走行ができなくなるため、外出先で気軽に立ち寄れるEV充電スタンドは、長時間の移動に不可欠です。

EV充電スタンドは大きく分けて移動途中に短時間で充電ができる「急速充電スタンド」と一般家庭でも利用が可能な「普通充電スタンド」の2種類があります。まずはEV充電スタンドの種類や特徴を知り、状況に合わせて使い分けていきましょう。

急速充電スタンド

急速充電スタンドとは、電源に3相200Vを使用し、一般的には50kWの出力で充電できる充電器が設置された充電スタンドです。

およそ5分間で約40km走行できる程度の充電ができるため、ほとんど充電残量がないなどの緊急時や頻繁に利用する業務用EV車両の利用などが想定されています。急速充電スタンドは、短時間で充電ができるというメリットがあるものの、充電設備の設置には高額の費用がかかります。現状は、高速道路のサービスエリアやパーキングエリア、道の駅などに設置されるケースが多いです。

普通充電スタンド

普通充電スタンドは、単相交流100Vのコンセントと200Vのコンセント、ポール型普通充電器の3種類に分けられます。100Vの場合は1時間で約10km、200Vの場合は30分間で約10km走行できる程度の充電が可能です。

また、ポール型普通充電器は200Vの充電ができる充電スタンドで、充電器からケーブルが伸びたタイプと、ケーブルがなくコンセントを差し込むタイプの2種類があります。

普通充電スタンドは、急速充電スタンドに比べて充電時間は長くかかるものの、充電設備の設置費用は安く抑えることができます。そのため、時間貸駐車場など街中で見かけるEV充電スタンドや、長時間充電し続けることを想定して設置される家庭用EV充電器などは、普通充電タイプがほとんどです。

EV用の急速充電器と普通充電器の違いにより興味のある方は、下記関連記事をご覧下さい。
EV用急速充電器と普通充電器の違いとは?急速充電の特徴やメリットを解説

EV充電スタンドはどこに設置されている?

EVで長時間の移動をする方や業務用EVを頻繁に利用する方は、EV充電スタンドの設置場所をあらかじめ把握しておくと安心です。続いては、EV充電スタンドはどこに設置されているのか、どんなときに利用できるのかを解説していきます。

高速道路のサービスエリア・パーキングエリアや道の駅

高速道路や道の駅など、長距離移動の道中にあたる場所に設置されたEV充電スタンドは、急速充電タイプが多くなっています。

30分程度の充電で利用する方が多く、充電をしている間にトイレ休憩や食事休憩、ちょっとした買い物なども済ませられるため、時間を無駄にすることなく電気の補給が可能です。

商業施設やコンビニ

一般的に商業施設などに設置されたEV充電スタンドは、普通充電タイプです。ゆっくりと買い物や食事を楽しむ間に充電できるため、時間を有効活用できるというメリットがあります。

一方で、買い物の時間が比較的短いコンビニでは、急速充電タイプが設置されていることが多いです。また、商業施設でも急速充電タイプが設置されているケースもあります。

急速充電スタンドがある商業施設やコンビニを把握しておくと、充電がほとんどなくなってしまった場合などの緊急時に役立つでしょう。

宿泊施設

宿泊施設に設置されたEV充電スタンドは、普通充電タイプであることが一般的です。宿泊施設に到着してから翌日の出発までの間ゆっくりと充電することができますが、料金には注意しておく必要があるでしょう。

宿泊施設のなかには、宿泊者向けにEV充電料金を安くしたり、無料にしたりしているケースもあります。宿泊施設でのEV充電を考えている方は、料金についても事前に問い合わせておくと安心です。

カーディーラー

EV充電スタンドは、EVやPHEVを販売しているカーディーラーにも設置されています。
カーディーラーによって設置しているEV充電スタンドの種類は異なり、なかには急速充電スタンドと普通充電スタンド、どちらも設置しているケースもあります。

国内メーカーのカーディーラーに設置されているEV充電スタンドは、メーカーの異なるEVでも利用できるため、充電が残り少なくなったときは探してみると良いでしょう。

サービスステーション(ガソリンスタンド)

最近では、EV充電に対応したサービスステーション(ガソリンスタンド)も増えています。

例えば、出光興産ではサービスステーションの跡地を活用し、独自ブランドのカフェ「Innergie CAFÉ」と駐車場を併設した複合型のEV急速充電サービスの実証を行っています。
このEV充電スタンドでは、充電料金をスマホアプリで電子決済すると、併設するカフェでコーヒー1杯が無料で提供されるクーポンを受け取ることができるなど、充電中にゆったりと休憩できるサービスも人気を博しています。

日本国内のEV充電スタンドの設置場所を検索できるサイトもありますので、最寄りのEV充電スタンドを探したい場合は利用してみてはいかがでしょうか。

参考:充電サポート充電スポット検索

EV充電スタンドの料金はいくら?

EV充電スタンドの料金は、設置場所や施設によって異なるほか、急速充電か普通充電かによっても異なります。

一般的には、入会金と月会費もしくは年会費を支払い、認証カードを作成して利用するケースが多く、普通充電で無料~1.5円/分、急速充電の場合は15円~20円/分という充電料金プランが多くなっています。

商業施設や宿泊施設など、ほかのサービスを利用することでEV充電が無料でできるケースもあるため、自宅周辺や移動範囲内にあるEV充電スタンドの場所はもちろん、利用条件や利用料金についても事前に調べておくと良いでしょう。

EV充電スタンドの数はどれくらいあるの?

国内のEV充電スタンドは、EV普及とともに数を増やし、2019年12月末に3万394基設置されていましたが、2021年3月末の時点では少し数が減り、2万9214基です。なお、都内にあるEV充電スタンドの設置数は、2021年3月末時点で2,746基です。

2021年1月の通常国会において、菅首相(当時)は「2035年までに新車の販売をすべてEVやPHEVなどの電動車両にしたい」という方針を発表しました。政府が策定した「グリーン成長戦略」でも、「乗用車は2035年までに、新車販売で電動車100%を実現する」という電動化目標を設定しています。EVやPHEVなどの電動車が普及することで、CO2の排出抑制による地球温暖化対策への貢献につながります。

また、加速性が低く振動も少ないEVは運転に慣れていない方でも扱いやすいため、これまで運転をしていなかった方への利用拡大や事故の減少なども期待できるでしょう。

しかし、政府の方針を実現するためには、EV充電スタンドを充実させることが不可欠です。現在、わずかに減少傾向に転じたEV充電スタンドですが、政府は今後もEV充電スタンドの設置数を増やしたい意向を示しています。

具体的には、急速充電スタンドの3万基を含む充電インフラ15万基の設置を目標とし、遅くとも2030年までにはガソリン車並みの経済性と利便性を実現したいとの方針を打ち出しています。これから先EV充電スタンドの数が増えることで、EVはもっと私たちの身近なものになっていくのではないでしょうか。

EV充電スタンドは身近な場所で利用できる

今回は、EV充電スタンドの種類や設置場所、料金などの基本について解説しました。EV充電スタンドは、商業施設やコンビニなどの身近な施設をはじめ、カーディーラー、サービスステーション(ガソリンスタンド)、高速道路にあるサービスエリアやパーキングエリアなど、さまざまな場所に設置されていることが分かりました。

設置場所や充電スタンドの種類によって充電料金も異なるため、緊急性の高い充電や業務用EV車両を利用しているときなどは急速充電スタンドを、買い物中や旅行先の宿泊施設などでは普通充電スタンドを利用するなど、滞在時間や利用可能時間に応じて使い分けるのがおすすめです。
政府や企業が普及を促進するEV充電スタンドやEVについて、理解を深めてみてはいかがでしょうか。

EVのメリットや将来性についての詳細は、下記関連記事をご覧下さい。
EVとは?電気自動車のメリットや将来性について解説